※個人の見解です。
精神疾患は他の病気と比べ、薬の服用に対して否定的な意見が多い気がする。
精神科の薬=体に悪いイメージが先行しているし、「精神疾患は気持ちや行動次第でどうにかなる」という根底意識が多くの人にあるのかもしれない。
だから、自分が接した人の何人かは薬否定派で、「薬やめた方がいいよ。」「薬やめなよ。」と言ってきた。この経験をしたことがある患者さんは少なくないのではないだろうか。
だが、この発言は心臓病の人に薬やめなよ、と言うくらい浅はかなものだと私は考える。
そもそもなぜ医療知識のない人間の意見に従うと思うのか?その自信がどこから来るのか知りたい。
薬は病気を治すための1つの手段。
薬に依存する訳ではない。最終的には心も体も元気になって、薬を飲まなくて良いような状態になるのが一番。それまでに少しずつ薬を減らして行く。
薬を否定的に捉える価値観を押し付けられるのは精神疾患患者にとってまた心の負担なのである。
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