続きです。
次に、入院について。
入院で予想外だったのは、「ほとんど何もしないこと」。もっと治療的なことをするのかと思っていた。
一日の出来事は、回診とレクリエーションくらい。暇で時間を持て余していました。時間を潰せる道具は、共有スペースにあるテレビと、数時間だけ使えるスマホだけ。ボーっと妄想に耽ってばかりでした。
病気が良くなっていく感覚がないので、なぜここにいるんだろう、こんなに自由を制限されるなら入院しない方がマシと考えていた時期もあります。
しかし、「何もしない」、これこそが回復するために最も必要だったのではないかと、今になって私は思うのです。一般社会にいると、例え休んでいても心身共に摩耗する機会はたくさんあります。真に何も気にせず、何もせず休めたのは入院していた時でした。
私は今でも、何もしない(できない)日はもどかしくなって落ち込んでしまいます。でもきっと、休むというのは何もしないということで、何もしないのが正解なのだと思います。
だから私のように落ち込まないで…
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